日米両国の視点から
新しい付加価値を生み出す
吉野真貴
6年程働いた時に海外駐在のチャンスが回ってきてヨーロッパのアイルランドに駐在することに。アイルランドの事務所では従業員が3000人ほどいる中で、日本人はたった1人でした。
日本では監査一本の仕事でしたが、3年間の駐在期間では、通常の監査業務に加え、日系企業担当として、現地日系企業の監査・税務・アドバイザリーサービスの窓口となり、自分で仕事をとる楽しさを覚えました。また、その間に現地で管理職への昇進も果たしたため、仕事の幅や責任が大きく広がる転機になるとともに、自分は海外でもやっていけるという自信がつきましたね。
共同経営者の小林とは大学時代に通っていた公認会計士の予備校で知り合い、以前から一緒にやろうと誘いを受けていたところ、ちょうど海外駐在が終わるころに本格的に話をするように。
駐在が終わり、日本に帰国して戻った監査法人でのポジションはやはり監査担当だったんですね。その頃の私は海外での営業活動を通じて監査以外の世界を覗いていたことに加え、ある程度の英語も話せるようになっていたため、どうせなら監査に留まらずかつ英語も使える仕事にもっと挑戦したいと考えていました。小林からの誘いは私の思いにうまくハマっており、運命を感じてUnivisへの移籍を決めました。
監査法人に在籍していた際はどこかからやってきた仕事を会社の歯車となりこなすことが多かったです。海外にいた際も、大手監査法人にいる様々なプロフェッショナル達が提供する、広く深いサービスをお客様に合わせてご紹介差し上げるのみで、なかなか自分に仕事を任せてもらうという経験はできませんでした。
今は自分たちが提供できるサービスをお客様に直接説明して、納得していただいたうえで依頼していただくので、お客様が私たちを選んで下さる瞬間はやはり嬉しいです。
今までは組織の歯車の一員として上から降りてくる仕事を下に指示したり、あとは作業内容が監査の世界にとどまっていたので固定の視点から物事を見ることが多かったんですが、Univisに来てからは経営者としての視点や、ビジネスに対する目線等、監査以外の目線から多面的に考えるようになりました。
現在は日系企業がアメリカに進出する際のサポートを行っていますが、逆に日本へ参入したいアメリカの企業に対してもどんどんアプローチしたいと考えています。
その為にもアメリカ全土で功績を残していく必要があるので、カリフォルニアやダラスなど新規拠点の開拓にも力を入れていきたいです。
また、会計事務所という枠に捉われず、他のビジネスにも積極的に挑戦していきたいとも思っています。
個人としては、ハッピーライフを貫き通したいなと思います(笑)ワークライフバランスをしっかり保って、自身の生活を最大限楽しめる人間になりたいですね。
大きな組織の中では、自分がこういったやりがいを感じることはなかなかありませんでした。現在は、全責任が自分にある立場でお客様と会話するので責任は重たいですが、それ相応に得られる達成感も大きいです。
リモートワークを積極的に採用しているので、アメリカ全土に従業員がおりますが、チャットアプリ等を活用していつでもスタッフの声を聞いたりスタッフ同士が連絡を取りあえる体制を整えています。そのため、リモートワークでもそれぞれ信頼感を持ち合えて作業できているように感じます。
また、アメリカで挑戦したいというお客様をしっかりサポートできるよう、アメリカでの法規制について勉強し続けるとともに、日々新しい情報をキャッチアップすることを心がけています。