【例文有り】FASへの転職で有利な志望動機の答え方を紹介!

「FASへの転職活動の際、志望動機をどのように言えば良いか知りたい」
「具体的な志望動機例を知りたい」

転職活動の中で、志望動機をどのように答えたら良いか迷ってしまう人は多いようです。

履歴書や面接の中で必ず聞かれる志望動機は、その会社の理解度や本気度を探るのに大事な判断材料となるもののため、転職に有利に働くよう、事前に熟考すべき項目と言えるでしょう。

FASへの転職活動でどのように答えたら良いのか、志望動機例も交えてご紹介します。

志望動機をしっかりと組み立てて、転職活動に役立てましょう。

本記事の前に、FASの業務内容やキャリアプランなど、詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。

2022.05.31

【2023年10月最新】FASへの転職を徹底解説!未経験からFASに転職するためのコツを紹介

1.FASへの転職活動で聞かれる3つの質問

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FASへの転職活動で聞かれる3つの質問をご紹介します。

FASへの転職活動で聞かれる3つの質問

1.なぜその業界を志望したか
2.なぜその会社を志望したか
3.自分の強みがどのようにその会社に活かせるか

順に見ていきましょう。

(1)なぜその業界を志望したか

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「なぜその業界を志望したか」の質問は、必ず聞かれると思っておくと良いでしょう。

この質問は、志望業界への理解度を見るものです。

特に、他業界からの転職でFAS業界は未経験という人は、FASの業務内容を具体的に知ってそれを基に回答する必要があります。

公認会計士がFAS業界に転職する場合は、公認会計士の資格を持っていることから、M&Aを中心とした会計・財務に関するアドバイスを専門にしたいというようなことが言えるでしょう。

また、前職が経営全体に関するアドバイスやコンサルを行う企業である場合は、財務の専門的な知見からサービスを提供する点に魅力を感じたことなども理由として挙げることができます。

質問への答えは結論を示した上で、その理由となるエピソードや考えを分かりやすく述べると伝わりやすいので、意識してみてください。

(2)なぜその会社を志望したか

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業界の中でも数ある会社の中で、「なぜその会社を志望したのか」の質問も必ず聞かれる項目です。

同じFAS業界でも会社により特色が違うため、その会社のどこを魅力に感じたかを伝えましょう。

例えば海外案件の豊富さに魅力を感じた場合は、積極的にクロスボーダー案件に関わりM&Aを成功させていきたいとアピールしてみてはいかがでしょうか。

また、前職と比べてクライアント規模が小さいFASへ転職希望をしている場合は、中小企業1社1社と向き合い、真に問題解決になるような提案を行いたいと言えます。

大切なのは、「この会社に入社したい」という意欲を伝えることです。

企業側は、能力が同じくらいであれば意欲のある人間を採用するので、自分の熱意をしっかりと伝えられるようにしましょう。

(3)自分の強みがどのようにその会社に活かせるか

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企業側は、企業にとってメリットのある人間を採用したいため、その人の強みがその会社にどのように活かせるかを知りたいため、「自分の強みがどのように活かせるか」の質問をします。

面接で強みとしてアピールできる点は「ポータブルスキル(業種・職種を問わず活かせるスキル)」と「専門的スキル」の2種類です。

FASの転職で強みになるスキル

【ポータブルスキル】
・交渉力
・英語力

【専門的スキル】
・財務に関する知識・経験
・コンサルティング業界での経験

転職理由やこれまでの実績を関連させて、答えを考えると良いでしょう。

全ての質問において、一貫性のあるアピールをすることが重要です。

2.志望動機例

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上記でご紹介したポイントを踏まえながら、志望動機例を2つ紹介します。

ご紹介する例文はあくまで例であり、これを参考に自分の経験や意思に沿ったものを作っていきましょう。

(1)例文1

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例文1

私がFAS業界を志望する理由は、M&A業務を通じて、事業継承に不安を抱える中小企業の力になりたいと思ったからです。

中でも御社はクロスボーダー案件を多く抱えていると聞き、自身の語学力を生かすことができると思い志望しました。

私は前職の銀行での業務で財務の経験があり、英語や中国語でのビジネス上の会話も可能です。

ぜひ御社でM&A業務に携わりたいと思っております。

上記でお伝えしたポイントを意識した志望動機です。

「事業継承に」の部分でM&Aを実施する企業側の不安を理解しており、「私は前職の~」からは自身の強みの財務経験や語学力が、クロスボーダー案件を多く抱えるこの会社にマッチするとアピールしています。

この例文の場合、クロスボーダー案件で必要となる英語や中国語でのビジネス会話ができる点が、企業から即戦力として使えるかもしれないという期待を抱くキッカケになるでしょう。

(2)例文2

例文2

私は前職でコンサルティング会社に勤めており、M&Aはもちろん戦略策定、新規事業立案と言った業務に従事しておりました。

クライアントに合わせた様々なサービスを提供できる一方で専門性が薄れていることを感じ、財務を専門としているFAS業界への転職を決めました。

特に御社では、サービスのクオリティが高く評価されています。

前職でのコンサルティング会社でもその評判は聞いており、次に働くのであればこのような会社と決めて応募致しました。

M&Aの経験を基に更に精進していきたいです。

コンサルティング会社に勤めており既にM&Aの経験を持っている人は、その経験が強みとなるためなぜそこからFASへ転職を希望しているのかの理由を主に伝えると良いでしょう。

この例文では同じM&Aを行うのにあたり、なぜこの会社であるか、自分がこの会社で何がしたいかのポイントを「クライアントに合わせた」以降で語っています。

3.FASの転職活動に有利に働くスキル

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FASの転職活動に有利に働くスキルは、主に2つです。

FASの転職活動に有利に働くスキル

1.財務に関する知識・経験
2.コンサルティング業界での経験

自身にこのような経験やスキルがある場合は、志望動機に上手く入れ込めば転職の成功に大きく近づくでしょう。

それぞれ順に紹介します。

(1)財務に関する知識・経験

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FASでは高い財務分析能力が求められるため、財務に関する知識や経験を持っていれば、転職活動に有利と言えます。

金融機関や投資銀行で経営企画等に携わった経験があれば、高く評価されることでしょう。

FAS業界は、必ずしも資格が必要なわけではありません。

しかし、公認会計士資格やUSCPA、税理士資格や簿記資格は、会計に関する一定の知識を持っている証明になるため、有利に働く傾向があります。

(2)コンサルティング業界での経験

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FAS業界では経営者とミーティングを繰り返し、経営者の意向に沿うアドバイスをすることが求められるため、コンサルティング業界での経験を持つ人が求められています。

コンサルティングには、課題の特定から情報収集、問題解決案の策定などすべての業務の基礎となるスキルが必要です。

また、クライアントやチームのメンバーとの共同作業が求められるため、業務が円滑に進むよう、他者とコミュニケーションを取れることもアピールポイントになります。

特に財務系の案件に関わったことのある人の評価は高いです。

そのほか、FAS業界で求められるスキルや経験について、より詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。

2022.05.31

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4.前職を退職する理由に用いない方が良い3つ

ここまでは志望動機として用いるべきポイントを紹介してきましたが、ここからは志望理由の中で、特に、前職を退職する理由として用いない方が良いものをご紹介します。

前職を辞めた理由は転職面接の中でよく聞かれる質問ですが、以下のような理由の場合は伝える際に注意が必要です。

用いない方が良い前職の退職理由

1.激務である
2.人間関係が悪い
3.社長がワンマン

これらは全てネガティブな理由となっています。

特に激務という理由はFASでも同じことが予想されるため、採用担当は入社してもらってもすぐに辞めてしまうのではと低い評価になることが考えられるでしょう。

順に説明していきます。

(1)激務である

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ノルマがきつく激務という理由は、退職理由として多くあります。

しかしFAS自体が激務と言われる業界のため、この理由を退職理由として出すのはやめておきましょう。

ノルマに追われながら機械的に業務をこなすのではなく、顧客1件1件と長く信頼関係が築けるような仕事がしたい、などの言い換えがおすすめです。

激務であることは前提として、どのような働き方を希望するかという点にフォーカスして伝えるようにしましょう。

(2)人間関係が悪い

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人間関係が悪いという理由は多くの人が挙げがちな理由ですが、企業の採用側にとっては「人間関係を理由にすぐに辞めてしまうのではないか」という不安を感じ、評価が低くなります。

人間関係が悪く退職をしたということは、周りと上手くコミュニケーションを取りたいがうまくいかなかったということがあるからこそでしょう。

転職面接の時には、FAS内で組まれたチームの皆とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていきたいからと言い換えを考えましょう。

仕事を行う上で人間関係が良いかどうかは仕事が円滑に進むかどうかの分かれ目にもなるため、人間関係に関して問題がなさそうだとプラスの理由となり、評価も低くなりにくいです。

(3)社長がワンマン

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前職の会社が特にオーナー社長であった場合、社長のワンマンさについていけないのも退職理由としてよく挙げられます。

しかしそれをそのまま伝えてしまうと、トップの考えについていけない人であると面接官の心象を悪くする可能性があります。

仮に一方的に理不尽な扱いを受けた場合はその事実を述べ、次はトップとベクトルを合わせて働きたいなどと未来への展望を述べると良いでしょう。

FASでのベクトルとは、クライアントのM&Aをいかに成功させるかということに他なりません。

自分が企業の中で前向きに働きたいという意思を伝えるようにしましょう。

5.志望動機に迷ったら転職エージェントに相談しよう

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想いがあってもそれを言葉や文章でまとめることは難しいため、この志望動機で本当に良いのかどうか迷ったら、転職エージェントへの相談がおすすめです。

転職エージェントサービスは無料で利用できる上、業界に深い知見を持つアドバイザーが二人三脚で転職までのサポートを行ってくれるメリットがあります。

他にも模擬面接などで実際の雰囲気を体験できますので、転職活動前に大きな力となってくれるでしょう。

まとめ

FASの志望動機を聞かれたら、伝えたいことを端的にまとめ、想いを持って述べるようにしましょう。

これまでの経験や実績を見ながら即戦力となる人材を求めるファームが多いため、アピールポイントを志望動機に結びつけ、しっかりと伝えます。

志望動機は採用の中でも重視されるポイントのため、業界研究や志望する企業研究には時間を割くと良いです。

しっかりと事前対策を練った上で、転職活動を有利に進めていきましょう。

FASへの転職に向け、転職事情や代表企業の紹介、転職成功へのコツについて、より詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。

2022.05.31

【2023年10月最新】FASへの転職を徹底解説!未経験からFASに転職するためのコツを紹介

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