女性公認会計士は急増中!女性が公認会計士の仕事を続けるメリットとキャリア形成の例

公認会計士は女性が活躍しやすく、人気の職業の1つです。

しかし安易に人気だからと転職先を適当に選んでしまい、後から「育児がしづらい環境だった」「もっとよく求人の要項を見ておけばよかった」と後悔する事もあります。

今回は公認会計士は女性が活躍しやすい職業である理由や会計士になるメリット・デメリット、そしてキャリア形成の一例に加えて転職求人をチェックする際のポイントも解説。

女性公認会計士として、そして結婚や育児を考える上で働きやすい環境を選べる知識を得られる記事です。

1.公認会計士は女性が活躍しやすい職業

公認会計士全体のうち4人に1人は女性と言われています。

女性会計士活躍促進協議会という団体が発足し、さらに女性が働きやすいように環境を整えていく活動をする動きも活発です。

後ほどメリットは説明しますが、女性が公認会計士の資格を持つことで就職も有利になりますし、また就職先の選択肢も大きく広がります。

公認会計士の女性はどの業界でも歓迎されやすく、社会で活躍するのに適している資格なんです。

2.女性が会計士を目指すメリット・デメリット

女性が会計士を目指すメリットとデメリットを紹介します。

  1. メリット
  2. デメリット

今後のキャリア形成や転職先の求人をチェックする際のポイントにもなるポイントです。1つずつ解説していきます。

(1)メリット

まず女性が会計士を目指す3つのメリットを紹介します。

  1. 非常勤としての勤務もできる
  2. 年収が高い仕事である
  3. 産休後の職場復帰がしやすい

仕事だけでなくプライベートのライフプランを考えた上でもメリットが多いことが分かるでしょう。

#1:非常勤としての勤務もできる

女性が会計士を目指す1つ目のメリットは非常勤としての勤務もできることです。

フルタイムの社員として働く以外にも、非常勤やパートなど働き方を選べます。

監査法人の非常勤で働けば時給5,000~8,000円程度で勤務もできるんです。働き方を選べてライフワークバランスが取りやすいのは大きなメリットですね。

#2:年収が高い仕事である

女性が会計士を目指す2つ目のメリットは年収が高い仕事であることです。

公認会計士の年収平均は男性が996万円、女性が991万円というデータが出ています。

日本における正社員女性の全体平均年収が347万円であることを考えれば、会計士のお給料は破格に良いのです。

収入が高く経済的な余裕を得られるのは会計士として働く魅力の1つでしょう。

#3:産休後の職場復帰がしやすい

女性が会計士を目指す3つ目のメリットは、産休後の職場復帰がしやすいことです。

勤務形態を柔軟に選べる勤務先が多いことから、育児の都合や周囲のサポート状況に応じて時短勤務やパート勤務、非常勤を選べます。

仕事の調整がしやすいのは大きなメリットでしょう。

(2)デメリット

女性が会計士を目指すデメリットは、勤務先によっては出張が多く家庭に負荷をかけてしまうことでしょう。

監査法人などは取引先へ出向する事も多いため、女性でも関係なく出張しないといけない場面があります。

出張が多く、なおかつ人手不足の事務所や法人の場合は出張を調整できず、パートナーや家族に負担をかけるリスクがあるでしょう。

3.女性会計士の出産・育児を見据えたキャリア形成の一例

女性会計士の出産・育児を見据えたキャリア形成の一例を紹介します。

  1. 出産後は時短勤務となりフルタイムに戻る
  2. 時短勤務可能な一般事業会社で勤務する
  3. 監査法人の非常勤として働く

産後の職場復帰を果たした女性会計士たちが家庭と仕事を両立させた例を見ていきましょう。

(1)出産後は時短勤務となりフルタイムに戻る

監査法人で勤務して出産を迎えた際、出産・育児休暇後は時短勤務となり、その後フルタイムに戻るキャリアを選ぶ方が代表的なキャリアと言えるでしょう。

これまでの仕事の経験を活かすことができ、また職場環境を変えることが無いため転職の負担も少ないことから、多くの方がこのケースを選びます。

(1)時短勤務可能な一般事業会社で勤務する

繁忙期はかなり残業がある監査法人や会計事務所から、一般事業会社へ転職した女性会計士も多いです。

一般事業会社は産休・育児休暇など子育てサポートが多く、また会社によっては託児所を設けている事もあります。

時短勤務など働き方の選択肢が多いため、将来的に家庭を持って子供を育てたいと考えている女性は一般事業会社へ転職するケースも多いです。

ライフワークバランスをとり、また専門知識を活かせる経理や財務部門の専門家として働くことが多いでしょう。

(2)監査法人の非常勤として働く

収入が高い監査法人の非常勤として転職・または勤務形態を変更する女性会計士もいます。

非常勤なら出張もなく、また経験と知識によっては時給8,000円の求人も。

収入を確保しつつ子育てしやすい環境を得られるので、非常勤という働き方を選択する女性会計士も多いですよ。

4.女性会計士がチェックすべき転職求人のポイント

女性会計士がチェックすべき転職求人のポイントを紹介します。

  1. 育児中の女性に対するサポートがあるか
  2. 働き方がフレキシブルか
  3. 残業時間や出張について相談できるか

報酬や福利厚生はもちろんですが、女性ならではのライフプランも想定して求人を選びましょう。1つずつ解説していきます。

(1)育児中の女性に対するサポートがあるか

女性会計士がチェックすべき1つ目の転職求人のポイントは、育児中の女性に対するサポートがあるかです。

今やほとんどの企業が出産・育児への支援制度を固めている状態ですが、小規模な会計事務所など男性が多い職場の場合は整備が進んでいないところもあります。

産休・育児休暇が取れるかはもちろん、最長で何年まで延長できるかも重要です。

子供を思い通りに保育園に預けられるかどうか、それは自治体の体制によっても違います。その他子供の急な病気による早退や休みが取れるか、託児所があるかなどもチェックしておきましょう。

転職求人サイトの口コミ等で、育児中の女性が活躍している職場かどうかを見るのがおすすめです。

(2)働き方がフレキシブルか

女性会計士がチェックすべき2つ目の転職求人のポイントは、働き方がフレキシブルかどうかです。

育児や出産以外にもキャリアアップののため資格取得や研修への出席を考えると、勤務体系がある程度柔軟な職場を選びましょう。

例えば時短勤務やパート、非常勤への切り替えが可能な企業ならキャリア形成のプランに応じて働き方を変えられます。

転職の際は正社員で入社後にライフプランが変わった時、その会社に居続けられるかどうか?も考えてみましょう。

(3)残業時間や出張について相談できるか

女性会計士がチェックすべき3つ目の転職求人のポイントは、残業時間や出張について相談できるかどうかです。

特に監査法人は出張が多めであり、また繁忙期には残業もかなり多くなります。

その際に残業を調整してもらえるか、出張を別の人に代わってもらえるリソースの余裕があるかをチェックしましょう。

家庭やライフワークバランスを考えた際に、リソースが十分で万が一の時はサポートし合える会社かどうか確認してください。

まとめ

今回は女性会計士の働き方やメリット・デメリット、そして転職を考えている際のキャリア形成の例や求人をチェックするポイントを解説しました。

女性の会計士は年々増えており、また業界全体で女性が活躍しやすい環境を整える動きも増えています。

育児や出産はどうしても予定通りにいかないものですが、柔軟に対応してくれる法人や事務所、企業が増えてきたのは嬉しいことです。

しかし、まだまだ整備が追いついていない部分もあるので、転職をする際はまずは将来のプランを考え、万が一結婚や出産をする時に仕事と両立できる職場を選ぶことが重要でしょう。

女性会計士はキャリアアップも私生活の幸せも両方を掴める職業です。この記事を参考にして、女性が仕事でも人生でも輝ける転職先を見つけましょう!

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