FAS転職後のキャリアは?FASで身につくスキルをキャリアアップに役立てよう

「現在公認会計士として働いており、FASへの転職を希望している」
「FASで働いた際の次のキャリアにはどのようなものがあるか知りたい」

転職はして終わりというものではないため、転職してそこで勤務した後、どのようなキャリアプランがあるのか知りたいという人は多いです。

FASに転職した後のキャリアプランには大きく分けて2つあります。

FASで働くことで身につくスキルを知って、次へのキャリアプランも頭に描きながら、転職活動を行いましょう。

1.FAS転職後のキャリアプラン

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FASへ転職した後のキャリアプランは2つです。

FAS転職後のキャリアプラン

1.FAS内で昇進
2.FASからの転職

FAS内での昇進はどのようなルートを辿るのか、また、FASから転職する先にはどのような会社があるのか、具体的に見ていきましょう。

(1)FAS内で昇進

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FAS内には主に4つの役職があり、入社年数や能力に応じて昇進していきます。

FAS内の主な役職

1.アナリスト
2.コンサルタント
3.マネージャー
4.パートナー

具体的にどのような業務を担当するのか、ご説明します。

なお、ファームによってアナリストであってもジュニアアナリストやシニアアナリストなど細分化されている場合もありますので、役職についてはこの限りではありません。

#1:アナリスト

アナリストは、新卒や第二新卒など業界未経験の若い年代の方たちに用意されるスタートポジションです。

情報収集やデータ分析、それらを元にした資料作成が主な仕事となります。

ファームによって前後しますが、年収は約500万円〜700万円です。

アナリストとして一般的には2〜3年経験を積んだあと、コンサルタントへ昇進します。

#2:コンサルタント

アナリストから昇進した人に加え、社会人経験5年以上の人が未経験で転職した場合につくポジションとして多いのがコンサルタントです。

プロジェクトの実行役としてアナリストへどのような情報を集めるのか、誰にインタビューを行うのかの指示を出したり、作り上げた仮説の検証作業などを行ったりが主な業務内容となります。

20代半ばから30代前半の年代が多く、年収は700万円から多いところでは1,000万円近くです。

コンサルタントとしての能力を評価されれば2年程度でマネージャーに昇進することもありますが、一般的には昇進は3〜4年かかることが多いでしょう。

#3:マネージャー

プロジェクトの責任者として任される役職がマネージャーです。

ファーム内の動きを管理するだけではなく、クライアントとの交渉や予算管理までを任されます。

若い人であれば20代後半でマネージャーに昇格することもありますが、多くは30代半ばから40代前後で昇進となる場合が多いようです。

年収も平均的に1,000万円を超えている一方で、ファームによっては一定以上の売上を求められることもあります

#4:パートナー

FAS内でのコンサルタントとしての最高職位、パートナーです。

今までご紹介した役職と大きく違う点として、パートナーはコンサルタントでありながらファームの共同経営者であることが挙げられます。

他の経営者と共同してファームを運営する責任を負い、ファームが儲かればその利益の一部を受け取ることができるなど、経営者としての側面も存在するポジションです。

コンサル経験を10年ほど積んだ人の中でも限られた人のみ就くことができ、年齢も30代後半以上が多く、その年収は2,000万円を超えることも珍しくありません。

(2)FASからの転職

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FAS転職後のもう1つのキャリアプランは、FASから他の会社へ転職するというものです。

FASからの主な転職先

1.同業他社
2.コンサルティングファーム
3.投資銀行
4.ファンド
5.事業会社のM&A推進部門、経営企画・経営戦略部門など

代表的な企業をご紹介します。

#1:同業他社

勤めているところから違うFASへの転職です。

より大きな案件・大きな会社で仕事をしたいという人は、会社自体がブランド力を持っており、世界中にメンバーファームを持つBIG4系のFASを目指してみるのも良いでしょう。

また、会社の規模はそれほどでもクライアントの距離の近いところで仕事がしたいという人は、中小の独立系FASへ転職するのがおすすめです。

FASと一口に言っても色々な企業があるので、自分の希望に合った所を探してみてください。

転職先としておすすめの企業は以下の通りです。

転職先としておすすめのFAS

PwCアドバイザリー
KPMG FAS
山田コンサルティンググループ
など

#2:コンサルティングファーム

FASと同様にアドバイザリー業務を行うコンサルティングファームへの転職する人も多いです。

コンサルティングファームは、FASにおいて大きな割合を占めるM&Aアドバイザリー業務をはじめとしてクライアントの抱える多種多様の問題に幅広く対応する企業です。

コンサルティングファームの採用基準は高く、公認会計士が監査法人の経験だけで採用されるケースは少ないため、FASでの経験は転職の大きな武器になることでしょう。

転職先としておすすめのコンサルティングファームは以下の通りです。

転職先としておすすめのコンサルティングファーム

マッキンゼー・アンド・カンパニー
デロイトトーマツコンサルティング
アクセンチュア

#3:投資銀行

FASから投資銀行へ転職する公認会計士の例は多くはありませんが、投資銀行ではFASで培った財務分析と会計知識が活かせます。

財務諸表の分析経験があるFASの出身者は、投資銀行のM&Aアドバイザリー部門としての即戦力になりえるのです。

基本的な業務は変わらず、FASよりも大規模なプロジェクトを扱える傾向にある財務諸表を分析可能な投資銀行は、FASの転職先としておすすめだと言えるでしょう。

転職先としておすすめの投資銀行は以下の通りです。

#4:PEファンド

PEファンドとは事業会社や金融機関の未公開株を取得し、その企業の経営に深く関与して企業価値を高めたあとに株を売却する投資ファンドのことを指します。

PEファンドの業務であるM&Aのプロセスの理解が深いFAS業界出身者は優遇される傾向があります。

またFAS業界出身の公認会計士の場合は、会計税務の基礎知識があることが評価されるポイントです。

転職市場においてFAS出身者は、PEファンド内で会計・税務を考慮した買収スキームを作り上げることなどが期待されます。

転職先としておすすめのPEファンドは以下の通りです。

転職先としておすすめのPEファンド

カーライル・グループ
インテグラル

#5:事業会社のM&A推進部門、経営企画・経営戦略部門など

FASを経験した後、事業会社でFASで得たスキルを活かせる部門への転職を果たす公認会計士も多くいます。

FAS経験者の専門性を活かして財務の責任者などの高いポジションにつくことできるでしょう。

プロジェクト中は激務も予想されるFASに比べてワークライフバランスが取りやすい点もメリットの1つです。

転職先としておすすめの事業会社は以下となります。

転職先としておすすめの事業会社

・総合商社(三菱商事三井物産など)
・メーカー(トヨタ自動車ニッポンハムグループなど)
・IT(NTTデータ富士通など)

2.FASで身につくスキル

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FASで仕事をしている際に身につくスキルをまとめました。

FASで身につくスキル

1.M&Aに関する知識
2.経営センス
3.コミュニケーション能力
4.グローバルな感覚・英語力

FASからの転職を考える場合、これらのスキルはアピールポイントになります。

順に見ていきましょう。

(1)M&Aに関する知識

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FASの主な業務内容はM&Aを行う企業へのアドバイスとなるため、通常業務をこなしていれば、M&Aに関する基本的な知識が身につきます。

M&Aの知識は同業他社への転職はもちろん、コンサルティングファームへの転職に有効です。

M&Aを行うにあたり基本的な会計知識や財務知識も欠かせないため、事業会社への転職にも役立ちます。

履歴書や面接時に実際にM&Aで培ったリアルな知識を持っているため即戦力として使えるなどのようにアピールすると良いでしょう。

(2)経営センス

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FASでは会計処理のアドバイスをするだけでなく、M&A全体のプロセスであるディールもアドバイスするため経営のセンスや財務における高度な知識を業務の中で身に着けることができます。

センスは学びでなく経験の中で得るもののため、経営センスがあることは価値があると捉えられるでしょう。

履歴書や面接時に経営センスがあることを伝えることで、転職した先で経営者の考えを理解し、目標に向かって業務を行えるというアピールに繋がります。

(3)コミュニケーション能力

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FASでの業務は説得力を持ってロジカルに話を展開できるか、協業する方々との連携がスムーズに取れるか、高いレベルで交渉能力を発揮出来るかなど、高いコミュニケーションスキルが要求されます。

FASではクライアントのみならず、投資銀行、法律事務所、戦略系コンサルティングファームなどモチベーションの非常に高い方々とのやり取りをする必要があり、業務の中で高いコミュニケーション能力が身につきます。

コミュニケーション能力は、どこに転職して誰と仕事をしようにも必要なスキルと言えます。

こちらも履歴書や面接時には、日々の業務の中で身につけたコミュニケーション能力でクライアントの支えになりたいというようにアピールすると良いでしょう。

(4)グローバルな感覚・英語力

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各業界の傾向として全体的にクロスボーダーの案件が増えているため、FASで業務をこなしているうちに語学力に加えてグローバルな感覚を身に着けることができます

企業の展開として海外への進出を考えている会社はFAS以外にも多くあるため、これらの能力を持つ社会人は転職市場において価値が高くなる傾向にあります。

これからの社会の中で仕事をする上でとても重要なスキルとなりますので、FASで仕事をしながら身につけていけば、多くの企業に求められる存在になるでしょう。

まとめ

FASへ転職した後に考えられるキャリアプランはFASで昇進していくか、他の企業へ転職をするかです。

他の企業へ転職をする場合でもFASでの経験や身についたスキルがメリットとなり、一般よりも高いポジションでの採用が期待できます。

将来なりたい自分へのステップアップとしてFASでキャリアを積むことはとても有益な選択です。

この記事で読んだことを活かして、FASでのキャリア形成を成功させてください。

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